Ninjaで日本一周 EP 38 モビルスーツ県・岡山、魔の鳥取砂丘
てらしーです。
41日目。
岡山でKURAさんと野宿。撤収してバイクに向かうとKURAさん誰かとお話中。
偶然通りかかった岡山に住む凹々さん!いきなり新たな出会い!
何でも彼はバイク・自転車両方で日本一周した経験をもつ旅の大先輩!自営業というか、フリーな仕事をしているので長期で休んでは北海道やら九州やらを旅して回ってる。旅人3人が集まると話が止まらない!
スポーツドリンクの差し入れもいただいた。
いい時間になったので出発。
KURAさんは南下するので別方向。凹さんはこの後お仕事ということで2人とはお別れ。
凹さんは夏に北海道に行くらしいので、もしかしたら会えるかも?
ここでもっとお話ししておけばよかったな。
再会を願って3人はそれぞれの道へ。まさかKURAさんが途中で海外に行くとは思わなかったけどw
ともあれ良い旅を!
そして彼、凹さんと出会ったことは僕にとって特別なものとなるのだけれど、それはもう少し先の話。
いろいろスポットを教えてもらい出発した約40秒後
なんとぉぉっ!?デ、デナン・ゾン!?
「機動戦士ガンダムF91」に登場するモビルスーツ・デナン・ゾン!!
何故これを選んだのか!?
いきなり足を止めることになりました。さあ出発。
山の中を走り教えてもらった美味しいものを食べに行きます。
精肉店がやっているヤマダデリというお店に。
さすが肉の味がしっかりしていて美味い!久しぶりに贅沢飯!
美味しいランチをいただいた後は必ず行くと決めていた場所へ。
Zガンダム!!!
道の駅にガンダムが!!とあるおじいちゃんが孫のために造ったとか。愛を込めて。
まさか2機もモビルスーツに遭遇するとは…。
君は刻の涙を見る。
なんやねん刻の涙って
休憩して出発しようとするとオレンジのZX-14Rがやってきた。
フォローしてくれていたイギーさんだった!頑張ってくださいと声をかけてくれた!
すぐに去って行ったので写真は撮っていません。クール。
ありがとうございました!!
そして岡山を後にして鳥取へ舞い戻る。
カービィとガンダムで終わったような気がしないでもないけど…。
しかし岡山に行く用事があるので、いつになるかはわからないけど必ずまた行きます!
次の目的地は鳥取砂丘!!
…まさかあんな悲劇が起こるなんて…
砂丘に到着!
すぐ隣に無料のキャンプ場があるのでそこで1泊することにした。荷物を置いて散策開始!
最初は「あれ?こんなもん?」と思ったけど進めば進むほど長くなっていくというか、距離感がわからなくなっていく。
海と遠くに見える建物で、なんとなくの位置関係はわかるけど歩いた感覚と実際の移動距離がズレてるように感じる。
なるほど、砂漠で遭難するのも頷ける。
異国のような光景に段々楽しくなってきて写真タイムが始まる。グフ持ってくればよかった。持ってないけど。
こんな感じでひとしきりはしゃいでキャンプ場に戻る途中、
事件は起きた
ちょっと心配性気質な私はちょいちょいポケットを触って、財布やスマホの存在を確認します。その流れでもう一つ確認したのですが…
・・・
・・・
・・・えっ?
・・・頭が・・・?
ダ ン ボ ー の 頭 が な い
マジかーーーー!!!!!
え?落とした??マジで!?!?!?
砂丘に!?!?!?
だって
色味一緒やん!!!
自分の行動を思い返してみる。落ち着け…落ち着いて素数を数えるんだ…
写真を撮りながら歩いていたので、自分の軌跡と写真を頼りに戻りながら探す…
ってわかるか!!!どこも同じ景色じゃ!!!
足跡なんてすぐに消えてしまうし、植物の感じも頼りに探すが全然わからない。
しかし目をこらすと本来砂丘にはないもの、例えばゴミとかは意外と目に入ってくる。
砂に覆われる可能性は低いかもしれない…!
だけど次第に暗くなってきている。流石に暗闇の中を探すの難易度が一気に上がるし、歩き続けていたので体力も減っている。
でも諦めず粘ってみる。リミットは後1時間も無い。
いつもはジャケットのファスナー付きのポケットに入れていたのだけれど、暑くて脱いでいてズボンの尻ポケットに入れていた。普段と違う場所にしまったのが敗因。
19時頃になり闇が支配する時間になってしまった。無念だけど今日はここまでにしよう。明日明るくなってから捜索を再開することを決め、振り返ってこの景色が映った時、「もしかしたらここでお別れ…?」と思うと、ふと涙が出そうになった。
テントに戻り夕飯を食べてとにかく休むことに。追い打ちのように雨まで降ってきた。
絶対に見つけてやるという決意と
見つからないかもという不安
共に旅した40日
いろいろな思いが脳裏を駆け巡り、気がつけば本当に泣いていた。
・・・
・・・
てか大の大人がはしゃいでおもちゃ無くして泣くなんてアホな話なんですけどね
嬉しいことにここまでの旅を見てくれていたフォロワーのみなさんからも「見つかりますように」と温かい言葉をたくさんいただきました。
ここで終わるわけにはいかない。そうして雨のテントで朝が訪れるのを待つのでした。
42日目に続く→