Ninjaで日本一周 EP105 忘れないで生きていく
てらしーです。
134日目。
途中、慰霊碑があった。改めて、いまこの時を生きているということが、どれだけすごいことなのか。そう感じた。
僕らにできることは、あの日を忘れずに、そして悲しんだ分、笑って過ごせる未来を創っていくことだと思う。
津波の被害を受けた小学校。当時は最上階に避難して助かったそうです。
中には入れないけど、今も当時の状態のままだそうです。
周りはなにもない。ただただ静寂が続く。
しんみりしてもしょうがないので、浪江町に向けて出発!綺麗な青空!
先週あたりまで寒い寒い言ってたのが嘘のような暑さ。ようやく夏を感じられる。
なぜ浪江町に向かっているか?
目的地はとあるゲストハウス。というのも、旅に出る前に勤めていた職場でバイトしていた女子大生の子が福島出身でして。彼女はゆくゆくは福島の復興を仕事にしたいということで、そのゲストハウスに訪れて支援活動をしている、とのことでした。
なのでそこにお邪魔してみようということです。この時はいなかったので会えませんでしたけど。
街に入ると、家の「痕跡」が目に入ってくる。かつて家があった場所。被災後、人口が激減してしまい、もう住むことがない家だらけだそうだ。
見た目は普通の家でも、そこに人の営みはない。空き家には取り壊し予定と書かれた張り紙があった。
他にも玄関はすぐ目の前なのにバリケードで入れなかったり。自分の家が手の届く距離にあるのに入れないなんて…。およそ想像ができない辛さだと思う。
そして目的の「あおた荘」に到着。この辺りは新しい家も立っていたりと、普通の住宅地の感じでした。
ワンさんお出迎え。興味はあるけど距離は置く。シャイなのかな?
ここは浪江町出身ではないけど、県内から移住した方たちがクラウドファンディングで建てたそうです。誰でも気軽に立ち寄れて、休むことができる憩いの場。若い人が中心に復興の拠点になっているようです。
お昼は豪勢な海鮮丼をいただきました!
役場のすぐそばにあり、まち唯一のコンビニ、飲食店などが密集していました。稼働しているお店はこのエリアにしかないとか。コンビニの時給も1300円くらいだったけど、やはり人がいないので諸々厳しいらしいです。
昼食後、戻って復興活動についてのミーティングの少し参加させてもらいました。
問題としてあげられたのは住民について。ほとんどが生まれ育った土地を離れたくない高齢者の方。
しかし住民間でもなかなかコミュニケーションの輪が広がらず、孤立する人も多いとか。復興には人と人の関わりが不可欠なので、繋がりの場を作るのにはどうしたらいいか。
また、他者と関わりを持つのが嫌、苦手な人をどう巻き込んでいくか。
などが課題として上がっていた。
でもこれは被災地のみならず、過疎化が進んでいる場所全てに共通するように思えた。
とどのつまり、高齢化社会と言われる今の日本の課題なのかもしれない。
そんな中突然ゲームが始まる。横文字(英語など)を使わずに会話するという縛りプレイ。使ってしまったらこの可愛らしい貯金箱に1回につき100円義援金を投入するというもの。
たまたま来ていた新聞社の方も巻き込まれスタート。
これが結構難しい。普段使っている外来語を日本語に置き換えるとなんだ!?みたいになったり。ついつい使ってしまう。
「バイク」は無論「自動二輪車」と言わねばなりません。
僕のお金もぜひ復興に役立ててください。
ここらでお暇します。貴重なお話の数々、ありがとうございました!!
そして福島市内に向かっていく。今日は友達の家に泊めてもらいます。
市内にくると一気に暑い!!ジメジメして蒸し風呂のようだ( ;´Д`)
駅で友達と娘ちゃんと合流し、そのままご飯を食べに。娘ちゃん(4)に会うのは一年ぶりぐらいだけど、また顔が大人っぽくなってた。子供の成長はめまぐるしい。
夜は焼肉っしょ!!
焼肉をご馳走になりました٩( ᐛ )و
ところが娘ちゃんが寒いと何やら調子が悪そうな感じ。ほどほど引き上げた。
家に帰って様子をみたら、熱があった。あらら。体調悪いのにごめんね。
寝かしつけた後、友達がさも当たり前のように、こちらの意思とは関係なくDVDのセッティングを始める。
有無を言わさず始まったリメンバー・ミー上映会。
終わる頃には僕の頬が濡れてました。めっちゃよかった(´;Д;`)
劇場で観ればよかった。
感動の余韻に浸りながら
135日目に続く→